舞台『レインマン』福岡公演を観に行ってきました。
ブログにはあまり書いていませんが、10年来の椎名桔平さんのファン。『QP』も『SPEC』も、当時はもともと桔平さんの情報を追っていて、偶然に工さんの出演を知ったのですよね。
楽しみにしていた共演シーンはなかったけれど…
さて、会場は久留米シティプラザ。
平成28年にできたばかりの、新しい総合文化施設です。
固そうに見えた椅子でしたが意外にも座り心地がよく、3時間座っていてもどこも痛くならなかったです。
こちらのページに写真がたくさんあります。
↑リンク先にあらすじがあります
場面転換の時の演出、これはよく使われる手法なのかわかりませんが、面白かったです。
同じ衣装の人たちが軽やかに…っと、地方公演がまだ続いているので、あまりいろんなことを書けませんが😅
子供の頃の思い出を振り返る弟。
そこに織り込まれた重要なキーワード、そしてその“正体”と、ようやく心が通い始めた兄弟が起こしてしまった騒動…どうにもならない現実、どうにかしてあげられないのだろうかというもどかしさを抱えつつ、物語はラストシーンへと向かいます。
ここで、ネタバレを少々(ご注意ください)。
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東京公演をご覧になった方の感想を読ませていただきましたが、ラストシーンが福岡公演とは異なるようです(長い公演の中でいろいろなことが変わっていくのは考えられることですし、他にも相違点があるかもしれません)。
どちらが良いというのではないのですが、兄が弟の胸にそっと頭をくっつけるところで終わっています。セリフは変更されてないようです。
あんなに素敵な、悲しい“バイバイ”があるんだ…
生まれ持った“性質”のため(性質についての単語が強めであったのは時代背景を表していたのでしょうね…そこは耳にも心にもしんどかったですが)人に触れることも触れられることも上手にできなかった兄が、自分から優しくそっと弟に触れる。
たまらなくなって、ボロボロ泣いてしまいました。
それがラストシーンだと思ってなかったので、暗転後、ほどなくして会場が明るくなり恥ずかしかったです😅
桔平さんは最後の最後、カーテンコールまで役のままでした。
役柄上、上演中は不思議なセリフや行動を舞台上で繰り広げ、会場の笑いを誘います。
藤原竜也さん、長ゼリフが多い。顔がちっちゃい(そこ?)。
テレビでの印象よりも、かなり身長が高い方なのだなと感じました。
おふたりの息のあったテンポの良い掛け合いも、見どころのひとつです。
客層は、幅広かったです。
単独の方もいらっしゃいましたし、家族や同級生といったグループも多く、出演者目的でという方もあれば、根っからの演劇ファンで演目に魅かれてという方も相当数いらしたのではないでしょうか。
男女比率は、会場が広すぎて(4階席まであります)確認できず。女性が多かったような気がします。
あと、自分の座席はどの扉から入ればいいのやら、というのが案内図を見ただけでは少しわかりにくく、スタッフさんに近道を教えていただきました。
音響は、どうでしょう?物足りないという感想も、会場で聞こえてきましたが、私自身はそんな風には感じなかったです。
二階席でしたが、セリフをしっかり聞きとることができましたし、すぐに物語に引き込まれました。
ステージ全体の様子がよくわかって、それも興味深かったです。
音楽は、古き良き時代のアメリカの曲、といったイメージ。耳馴染みの曲ばかりでした。そういえば音響スピーカー、どこにあったのだろう?
福岡は3回公演で、日曜日のマチネーが千穐楽でした。
忘れられない時間をありがとうございました。
今日もいい日でありますように。
*おまけ
珍しい乾燥柿😋
いわゆる干し柿よりもソフト。食べやすいです。