初日、行ってきました。
座席ネット予約をした時のこと。
0時を回ったばかりなのに、すでに1列全てが埋まっているではないですか汗
これはかなりのぎゅうぎゅう状態なのかしら♩と、期待しながら出かけました。
ところが、シアターに入ってみると閑散としています。
なんと、予約できなかった座席には、ぐるりとロープが張られていて近づくことができなかったのです。
何かあったのでしょうか😅
単なる改装途中なのでしょうか。
作品によって、動く座席になる?でも、ロープ張ったりしませんよね。
そんな謎めいた雰囲気のシアターで観る「MANRIKI」は、それはもう大変格別に味わい深いものでした。
邦画の匂いがしないんですよね、最後の最後まで。
美しい映像なのに、描かれているのは美しいとは言い難いドロドロしたもの。
幾重にも織り込まれていて、「見てはいけないもの」を見てしまった気がします。
ショッキングでもあるし、終盤まで勢いが衰えない。
凄かったです。
今日もいい日でありますように🗜
*関係性
登場人物の関係性について、さまざまな捉え方ができます。その部分の説明が何もされないまま映画が終わってしまうので、「あれ?仲間でも味方でもない」と最初まで遡りたくなります。
オムニバス形式なので、異なる人物として見ることもできますが、同じ人物がここにいると考えると、かなり怖い。
工さん扮する整顔師は、“絶対的な自分の正義”を持っているかのようにも見えますが、とてつもなく行き当たりばったりにも映りますよね…最後のメッセージも本音なのかどうなのか。
また、ある人物の「見て見ぬふり」は、安全なところからさまざまに発言するネットの世界を彷彿とさせます。
そんなぐるぐる感が、なんだか妙に心地よかったのでした。また観たいな。
観るとお蕎麦を食べたくなくなるのが困りもの😅