先日、急きょ仕事が休みになったので、再び小倉昭和館で「blank13」を観てきましたよ。
夜の部とあって、チケット売り場にはすでに程よくアルコールの入ったおじさま🍶
「高橋一生が出とるブランクなんとかっちゅうの、なんぼね?(いくら?)」
おじさまは、チケットを受け取ると劇場へと消えて行きました。
常連さんだったのかな?
さて、工さんのビデオメッセージ、機材トラブルか何かですっかり色調が変わってしまっていました。
それでも音声は大丈夫、という状態。もう一度上映後に流します、ということでしたが、やはり調整がうまくいかなかったようです。その後どうだったのか、気になります。
私の観た回は、半分ほど席がうまっていました。サービスデーでしたので、昼間はもう少し多かったものと思われます。
余韻に包まれながらシアターから出ると、ロビーにはこの日の最終上映を待つたくさんの人が。中には、スーツ姿の男性も見受けられました。
館長は、と見やればずっと立ってスタッフやお客様とお話している…そういえば、彼女が座っているところを見たことがありません。
そして、館長もそこで働くスタッフの皆様も笑顔が美しいのです。ピカピカした空気感と、安心できる雰囲気がいい按配に混ざり合っています。
ともすれば通り過ぎてしまいそうな、小さな小さな隠れ家のような劇場。
ミニシアターは県内に他にも存在しますが、上映開始の合図は館内放送ではなく館長が会場で直接告げる「本編上映です」の肉声(マイクなし)という劇場を他に知りません。
もともとは、工さんサイドがこの劇場に関心を寄せていて「ビデオメッセージを送ってもいいでしょうか?」と連絡があったとのこと。
「高台家の人々」や「団地」の上映時に、今回と同じく工さんのメッセージが流れたのをご記憶の方もいらっしゃると思います。
前にも書きましたが、ほかの劇場では行われていないことなので、劇場側からビデオメッセージのことを大々的にPRすることはできないとのこと。
もちろん、SNSなどで広めることは大丈夫だそうです😊
今日もいい日でありますように。
福山に行かれる方は、どうぞ素敵なひとときをお過ごしくださいね。
*音楽
「blank13」の冒頭のピアノ。
コード進行までは気にしてなかったのですが、コードの一番上の音が4度ずつ移動していくんですよね。これは“死”に通ずるのかな、と想像したり。もしそうであれば、音楽担当の金子ノブアキさんのこだわりでもあるのかもしれません。