「僕のいた時間」折り返しですね(何話までかな)。
工さんは、鋭角で中心にいるようないないような、という感じらしいですが、役である繁之さんのちょっとした表情にこちらも「あっ」と胸をつかれる気がします。
例えば、拓人が車椅子を操り少し痩せた姿で待ち合わせ場所に現れたとき。
例えば、恵にプロポーズをしたとき(何度もみちゃった)。
瞳に感情が凝縮する感じが、すごいなあ…と。
例のシーンがアドリブだったのか、ご本人に尋ねてみたい気もしますが…あ。
でも、謎のままでもいいかも。
プロポーズの場面は、派手ではないのだけど印象的でした。
ほわっとあったかい色の空気が漂ってるみたいで、良かったですよね。
物語は後半。
病状の進んだ拓人が、それでもしっかりと地に足をつけて、今を生きる様子が描かれています。
自分の出来ることは何だろう、と自問自答することは、きっと誰の日常の中にあるはず。
この世に「バイバイ」って言う日まで、何度もそういうことが訪れるのだろうなと。
そういう意味では、背中を押してもらえる作品ではないでしょうか。
流れていく時間の隣で、どうしようもできないこともあるのだけど、静かな気持ちで毎週水曜日を迎えています。切なかったり、重なったりして涙が流れても、見届けたいと思います。