映画『パーフェクト・レボリューション』予告編
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昨日ぽっかり時間ができたので、舞台挨拶付きの映画を観てきましたよ。
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公開からそろそろ一ヶ月、気にはなっていたのだけど、まだ観ていなかったのでした(体調も崩していましたし^^;)
舞台挨拶付きの上映に参加するのは、久しぶり。
しかも、あのリリー・フランキーさんが登壇という嬉しいことずくめ。
映画は、障害者をテーマにした作品、というよりもポップな恋愛映画といった印象です。
笑ったり、こんな大変なことが…と改めて感じたり、ほろりとしたり。
そう、結構泣きました。
舞台挨拶は、上映後。
松本准平監督、映画の原案・企画の熊篠慶彦さん、リリーさんが登壇しました。
MCは、福岡ではおなじみ中島理恵さんです。
あの素敵な声で、ほどよく下ネタを織り交ぜつつ「つまんない映画だったでしょ」などと開口一番とんでもないことをさらっというのは、主演のリリー・フランキーさん。
『blank13』では、主人公の父親を演じています。
なぜ、急に福岡に立ち寄ることになったのか。
なんとなんと「韓国の映画祭に出た帰りなんです」と、リリーさん。
韓国に行くんだったら、小倉(こくら)にも行こうか、という距離感がよくわからないような(距離感がだいぶんマヒしてる byリリーさん)話になり、先週決定したとのこと。
確かに、福岡と韓国は近いといえば近いですが^^;
熊篠慶彦さんも、松本監督も一緒です。
でも、ほぼリリーさんが喋っていたような印象があります。
途中から北九州弁で早口になるリリーさん(小倉のご出身なのです)。
リ:昨日は拳銃の音は聞こえなかったな( ̄ー ̄)
と冗談ともつかぬようなことを、真顔で。
確かによく全国ニュースになってます…💧
釜山映画祭から福岡入りしたリリー・フランキーさん。
リ:『アウトレイジ』を観ました
夜だったしお客さんは8人ぐらい、皆さんその筋の関係者ですね😁
今日は雨だし平日なのにこんなに人が入ってる…
カタギの方は一人もいませんね( ̄ー ̄)
リリーさんのソフトな毒舌?のおかげで、舞台挨拶の会場となった映画館の界隈は、かなりアブナイ場所というイメージが出来上がりました^^;
車椅子をどうして派手にしているか(車に気づいてもらうため)など、車椅子の秘密もいろいろ話してくださったのは、熊篠さん。
くるっと回って全体が見えるようにしてくれます。
熊:ガン見されることはないですね〜ちらっと見る人はいるんだけど
なんと車椅子の後ろに映画のポスターが!
熊:これね、どれぐらい稼げますか?って訊かれたりもする
障害者の仕事って、割と表に出ない仕事が多くて、これだと宣伝もできるし…
映画の中のエピソード、ほぼ実話だそうです。
撮影現場には、いつも熊篠さんや熊篠さんの元カノであるミツさんがいたそうで、ミツさんは映画で描かれているより「もっとぶっ飛んでる」方なのだとか。
松本准平監督は、元々はドキュメンタリー映画を作るつもりだったそうです。
松:熊篠さんとは5年ぐらいの付き合いがあって、ドキュメンタリーを撮ろうとしてた。だけど、熊篠さんがずっとやってきたことを映画にするなら、ドキュメンタリーじゃない方がいいんじゃないかと
観たあと、わぁ♡ってなるんです。
自分の中の汚い部分に気づいたりもするけれど、気持ちが重たくはならない。
清野菜名さんが、すごくよかった(『虎影』で鬼十字を演じた女優さんです)。
リ:誰もがやりたいであろう役だけど、同時にとても難しい。菜名ちゃんは本当にみずみずしくピュアに演じてくれた
さて、舞台挨拶の中で"あなたもミツになろうコーナー"がありました。
熊篠さんの車椅子の後ろに乗せてもらう、というもの。
車椅子にミツみたいに乗りたい人!
勢いよく何人もの手が上がります。
「これは、東京なんかだとあまり見られないよね〜さすが小倉の人たちはポップだ」
と、リリーさん。でも、時間も限られているので全員というわけにはいきません。
リ:じゃあ、あなたと…あと毛むくじゃらの
リリーさんの言葉に会場がどっと湧きます。
熊篠さんが慣れた様子で車椅子の後ろに人を乗せて、びゅーっ。
かなりのスピードで、客席からも「おぉ〜」とどよめきが。
リ:はい、毛むくじゃらの…なんかさ、ウルトラマンに出てくるウーみたい
モコモコのおしゃれな服の女性がステージへ。
急に寒くなりましたものね^^
そのあとも、後ろのほうに座っていた方が指名されて、車椅子のスピード感を楽しんでいらっしゃいましたよ。
車椅子は総重量が120Kg、熊篠さんが普段使っているものを映画の中でも実際に使っているとのこと。
あとは、ネタバレになってしまうので書けないんですが、最後のほうに余貴美子さんが、とあるものを手に登場するシーンがあります。
監督こだわりのシーンだそうなので、ぜひ映画館でご覧になってくださいね。
熊:脳性麻痺のことを英語でCerebral palsy、というんです
リ:テレビに出てる偽物のセレブじゃない
熊:生まれながらのセレブ
軽妙な掛け合いに、客席もみんなニコニコ顔です。
そして、フォトセッション。メディアの方と同時に私たち観客も撮影の許可がおりました。
リ:たくさん枚数撮ったねえ、で、忘れるんでしょ( ̄▽ ̄)
いえいえいえ、拡散いたしますとも。
リ:もう上映期間も終わりだと思うけど…あ、昭和館があったか。その時にまた舞台挨拶を
最後までお客さんを喜ばせてくれる、リリーさんだったのでした。
楽しゅうございました♡ありがとうございます。
今日もいい日でありますように。
*是非多くの方に観てほしい
聖人君子でもなんでもない。性欲だって普通にある。
「障害者らしくしておけばいいんだ」というのは映画の中の台詞ですが、そのまま観客に突き刺さってくる言葉でもあります。
帰宅してパンフレットを読んで知ったのですが、撮影監督の方がすごいのです。
長野泰隆さん。
作品を並べてみますね。
*片腕マシンガール
*めめめのくらげ
*ブルーハーツが聴こえる(ラブレター)
などなど。
気になった方は、ぜひ劇場へ。